なぜ若者は今コンピュータサイエンスを学ぶべきなのか

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先日、コンピュータサイエンスの教授による講演がありました。

今のコンピュータサイエンスのトレンドや近い未来のトレンドなど様々なことを学んだので発信しようと思います。

コンピュータサイエンスとは

簡単に言うと、コンピュータを使って工学や理学、数学の学問分野を扱う学問です。

コンピュータサイエンスとは広義で、狭義にはエンジニアリングやAI 、ソフトウェア、アルゴリズム、コンピュータグラフィックなど幅広い分野をカバーしています。

現代ではコンピュータの発展と拡大によって、医療から農業まで幅広い分野にコンピュータサイエンスが絡むようになっています。

現在は特にAIやディープラーニングなどの分野が目立ってますね。

若者が今コンピュータサイエンスを学ぶべき4つの理由

Ⅰ、Job opportunities (就業のチャンス)

今後もコンピュータ・サイエンスのスキルを持つ人材は貴重に扱われる時代が続きます。

 

下記の米労働統計局のデータを見るとわかるように、STEM(Science, Technology, Engineering and Mathematics”)の理系分野の仕事で必要とされている領域の60%がソフトウェア開発などコンピューティングの分野です。

Sources : https://cacm.acm.org/blogs/blog-cacm/180053-computing-is-the-safe-stem-career-choice-today/fulltext US- BLS Employee Projections, 2012-2022(www.bls.gov/emp/ep_table/102.htm)

今や医療や生活など様々なものにコンピュータが関わる、いわゆるIoT(Internet of Things)の時代です。今後もしばらくはコンピューティングが仕事の大部分を占めていくでしょう。

 

また、同じく米労働統計局のデータ(下図)は、STEMの分野別の必要人数(黄色)とその分野を学んで大学を卒業した者(オレンジ)の人数を表しています。

ここでもコンピューティングの分野は十分な技術を持つ人材の圧倒的な不足が目に見えてわかります。

Sources: https://cacm.acm.org/blogs/blog-cacm/180053-computing-is-the-safe-stem-career-choice-today/fulltext US- BLS Employee Projections, 2012-2022(www.bls.gov/emp/ep_table/102.htm)

 

これらのデータを見てもわかるように、今は日本だけでなく、世界中でプログラマー、エンジニアが必要とされています。

元Facebookの幹部で、ソーシャルキャピタルの創設者チャマス・パリハピティヤ(Chamath Palihapitiya)氏は次のように言います。

Wikipediaより

”「プログラミングを学ぶのなら、生涯仕事に困らないことを私が保証しよう。」”  引用元:LEADING & COMPANY」

Ⅱ、Attractive Salary (魅力的な収入)

プログラミンやエンジニアリングの技術をマスターするにはそれなりの時間と費用と環境が必要です。ましてや新しいモノを作るとなると、深い知識を要します。

マスターする前に挫折したり他の分野に移ったりと、誰でも出来るけれど、誰でも出来ないのがコンピュータサイエンスです。

しかし、取得が難しい技術で、更には人手不足が深刻なこの分野だからこそ、あなたが一度それをマスターしてしまえば、十分な収入を得られるチャンスがあります。

また、通勤せずに出来る副業としてあなたの生活をより楽にし、より良いワーク・ライフ・バランスを成し遂げられるのではないでしょうか。

Ⅲ、Excellent professional growth (専門性の成長、発展)

人生は生涯勉強です。

 

特にコンピュータサイエンスなどの技術的分野は時々刻々と発展していて、生涯の学びが欠かせません。

現代はすでにインターネット世界中で普及しているので、学ぶ意欲さえあれば、自身の能力を無限に伸ばすことができます。

分からないことがあれば世界中の人々に意見をもらえる環境は整っています。

学び続け、自分を発信し続けていけば、いずれ個人として世界から認知される時が来るでしょう。

Ⅳ、Easy self employees(独立の大きな可能性)

プログラミング言語は日本語でも英語でもない。世界共通の”プログラミング言語”です。

十分な知識があれば、パソコン片手に世界中で仕事ができます。実際に今回講演してくださった教授も、コンピュータサイエンスの知識片手に、世界中を周り、仕事をし、今はマレーシアの大学で生徒にその知識を伝授しています。

何処かの会社に入って仕事することもできますが、その後独立も視野にいれることができます。

コンピュータサイエンスの知識があれば、自分の好きなプロダクトも創れますし、起業も可能です。

それが、コンピュータサイエンスを学ぶメリットです。

 

昔は国家が強く、最近までは企業が強くなっていました。しかし、これから力を持つのは個人です。

自分の頭の中のアイデアをカタチにし、新しい価値の創造で社会に貢献することが出来るのが、コンピュータサイエンスという分野です。

社会貢献ができることは、幸福を感じる一つの要因ですよ。

コンピュータサイエンスの未来のトレンド

2019年以降は、コンピュータサイエンスの分野はどのような進化を遂げるのでしょうか。

ただ、今は非常に複雑で変化の早い時代なので、多くの知識人を集めて考えたとしても5年後の未来を正確に予測することすら不可能です。

その上で今後数年の間に起こるであろう技術の発展について少し触れていきます。

ーAI、ディープラーニング、機械学習の進歩

AIやディープラーニングは、仕組みなどが分からなくても聞いたことはあるのではないでしょうか。

これらの分野は2018年以前も注目されていましたが、今後もその注目は続きます。

AIやディープラーニング、機械学習は今や発展の基盤となっていて、スマホや自動運転車、統計、経済、家事など、街中で視線を向けたら必ずAIがあると言えるほど人間生活に浸透してきています。

 

最近もトヨタとソフトバンクが手を組んで、新しいモビリティサービス事業に手を出しています。ここでもこれらの技術は最大限に活用されます。

 

下記に説明するあらゆる未来の技術の発展に向けて、これらは切っても切り離せない存在になっているのです。

ー仮想通貨、電子通貨の発展

今から数千年も前にお金が誕生してから、人間はそれを一度も失うことなく、紙と銅とアルミ…そしてそれにかけた信頼だけでお金を扱ってきました。

そのお金の誕生で取引が盛んになり、貿易などによって経済を成長させてきました。

そのカタチが今世界で大きく変化しようとしています。中国などではスマホ決済が主流となり、人体にマイクロチップを入れて精算を済ませる人も世界には沢山います。

 

今の現金では、これ以上経済がまわらないというのが多くの経済学者の考えです。

 

特に日本では金融機関に預けずに現金を貯蓄するいわゆる「タンス預金」の合計が約43兆円あると言われています。(第一生命経済研究所所調べ)

また、個人の以外にも企業としてお金を貯蓄している金額は450兆円近くまできています。

日本だけで見ても数百兆円規模のお金が停滞しているのです。

この固まった経済をの潤滑剤として期待されているのが、仮想通貨です。

財布を開ければ開けるほど、人の使うお金の量が上がるということは間違いありません。

しかし、今の現金では財布の紐はなかなか緩くなりません。

そこで、現金払いをスマホ決済や体内のICチップに置き換えてしまい、決済をできるだけ簡易化すれば財布の紐は今よりも緩くなります。

大げさに言えば財布のふたを全開で生活するようなものです。

そうすれば今よりも経済は回りますよね。

 

たとえば、キャッシュレス化が進んでいるスウェーデンでは、電子通貨の普及でGDP(国内総生産)の成長率は常に右肩上がりで、名目GDPのは5年でおよそ25%増加しています。

また、現金をなくすことで強盗などの被害も減り、今後大きく注目される分野です。

数千年に一度の非常に大きな変化の時です。学校でもお金についての授業は必ず取り入れるべきです。この世界のトレンドに遅れないように。

ーサイバーセキュリティの強化

仮想通貨の流出やFacebookの個人情報流出など、最上級のプログラマー集団を誇る企業ですら、ブラックハッカーよって侵入されています。

高度情報化が進む中で情報を守る技術は必要不可欠です。

特に仮想通貨が普及していく未来ではサイバーセキュリティーの分野が大変重要になってきます。

ーVRとARの活用

そもそもVRVirtual Reality=仮想現実)とARAugmented Reality=拡張現実)の違いはなんなのでしょうか。

 

簡単に言えば、VR(仮想現実)は我々人間が人工的に作られた仮想空間に入ることです。一方、AR(拡張現実)は我々人間の世界(現実の世界)に仮想空間がやって来ることです。

 

もっと簡単にいうと、VRゴーグルを使ってゲームなど異世界を体感するのがVR、ポケモンGoなどポケモンの世界を現実に映し出すのがARです。

 

もっともっと簡単に表現すると以下の画像です。

イメージ ↑ VR 仮想現実      ↓AR 拡張現実

これらの技術を使うことで社会をより便利で面白くすることが可能です。

最近ではゲームによく取り入れられ、自分がゲームの世界に入る感覚が体験できます。

また、今後は医療トレーニングでのシュミレーションやドローン目線での操縦、危険な場所での仕事をバーチャルで行うなど様々な活用が期待されます。

ー3Dプリンティングの活用

3Dプリンターが今のモノ創りを支える力はとても大きくなってきています。

今や3Dプリンターを使を使えば、たった1日で家が建つ時代です。

また、3Dプリンターによって、これまでは作ることが困難だった車や飛行機の細かい部品や、医療機器なども作ることが可能となり、今後もモノ創りの分野で大いに活躍するでしょう。

ーIoTとスマート化

IotInternet of Things)は日本語では「モノのインターネット」といい、これも数年前から注目されています。

車やエアコン、家の鍵までもがインターネットと繋がり、あらゆるモノがスマートになってきています。

スマート化したものは沢山ありすぎてとても全ては紹介できないので、ほんの一握りだけ以下に紹介いたします。

ーSmart Contact Lenses

ソニーやGoogle、サムスンではスマートコンタクトレンズの実用化に向けて開発を進めています。

これにより瞬きで写真が撮れたり、顔認証システムと融合させて人混みで人探しをしたりと、ミッション・インポッシブルの世界が現実に近づいてきています。

また、ARなどの技術とも融合させて、高度な技術をウェアラブルにしていく技術です。

ーSmart socks

センサーの小型化と軽量化で靴下にまでもインターネットと繋がりました。

センサーを用いて歩数や歩調、速度やバランスなどをデータ化し、アスリートのパフォーマンスの向上に役立てました。

専属のトレーナーをつけるまでもなく、将来は靴下がマンツーマンのトレーナーとなってくれるでしょうね。

iedge

ーHAPIfork

スマートフォークは食べるスピードが速すぎると振動で知らせてくれたり、食べ物を口に持ってきた回数をカウントしデータ化したりと、食を通じた健康改善に役立つ存在になっていきます。

食事スピードのコントロールで効果的なダイエットも提案してくれるなど、未来の食生活のお供になるかもしれません。

DIGITAL TRENDS

ーSmart plate

スマートプレートの用途は様々ですが、その一つは冷蔵庫に取り付け冷蔵庫をスマート化することです。

冷蔵庫内に取り付けられたカメラとスマートプレートで計った食材の重さから、冷蔵庫の中身を管理します。

また冷蔵庫の中の残り物からレシピを考えてくれるなど、家事の大きな助けとなるでしょう。

「食品をアプリで管理し、レシピまで提案してくれるスマートプレート」https://newspicks.com/news/3381642/

 

ースマート街灯

これまでの街灯は明かりを供給するだけでしたが、スマート街灯は明かりのみならず、防犯カメラの役割や、Wi-Fi、電子掲示板、避難誘導など様々な役割を担います。イギリスなのではEV(電気時自動車)用の充電が街灯でできます。

最近では関西電力が電柱に宅配ロッカーををつけるサービスをはじめました。

また、センサーなどを取り入れることで、交通量の統計分析なども行えるため、将来の都市計画にも活用されるであろう街灯です。

G時代に活躍する“スマート街路灯”とは? ニューススイッチより

スマートコンタクトレンズ、スマート靴下、スマートフォーク、スマートプレート、スマート街灯・・・。近年あらゆる製品はものすごいスピードでスマートと化してきています。

我々人間ももっとスマートにならなければいけませんね。

ユーザーではなく、ディベロッパーになれ

これまでは天才と呼ばれし先駆者たちがコンピュータサイエンスの基礎を作ってきました。

 

幅広く使われているプログラミング言語、Javaの生みの親として知られるジェームズ・ゴスリン(James Gosling)。データベース管理の関数モデルを開発したエドガー・F・コッド(Edgar F. Codd / Ted Codd)。サン・マイクロシステムズのビル・ジョイ(Bill Joy)。そして、世界中の人と人をつなげたFacebook創業者マーク・ザッカーバーグ(Mark Zuckerberg)。

 

マーク・ザッカーバーグはハーバード大学でFacebookを作り、大学で繋げた時、「次は誰かが世界を繋げてくれるだろう」と考えていました。しかし、彼は自分でやりました。そして今や世界中で有名な起業家です。

 

これからは自分でゼロからイチを創っていける時代です。

 

今や、誰かにやってもらい、そのユーザーになる時代ではなく、あなたがディベロッパーになってそれを社会に共有していく時代なのです。

 


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コメント

  1. […] コンピュータサイエンスってなんだろう「プログラミング教育」への関心が高まっている日本。社会におけるコンピュータ活用の重要性が増していることを反映し…kanagawaglobal.com コンピュータサイエンス学部 | 東京工科大学東京工科大学コンピュータサイエンス学部は、人工知能専攻、先進情報専攻があります。学部や専攻の紹介動画のほか、実践的な教育プログラム、先端研究への挑戦、学生チャレンジの手厚い支援といった3つの特長の詳細を掲載しています。各ビジネスセンスを持ったITエンジニアの育成やコンピュータインタラクション制作などの活動についても紹介…www.teu.ac.jp なぜ若者は今コンピュータサイエンスを学ぶべきなのかこれからは個人で価値を作っていける時代です。この時代にコンピュータサイエンス、プログラミングを学ぶ理由はなんでしょうか。未来のAIやディープラーニングなどのトレンド、ものすごい早さでスマート化する製品、今若者がやるべきことについて発信しますmy-chronicle1213.com 仕事で使えるコンピューターサイエンスを身につけるには大学教育では足りない | TechCrunch Japan編集部記:Mark EngelbergはCrunch Networkのコントリビューターである。Mark Engelbergは数学、コンピューターサイエンスの教師で発明家だ。ThinkFunの元プログラマーでもある。彼は6歳以上の子供たちがロジカルシンキングのスキルを習得するためのCodeMasterを開発した。N..jp.techcrunch.com 講義 #1 コンピュータサイエンス入門概要 […]